むし歯、歯周病の脅威から歯を守れ!歯ブラシの効果的な当て方は???
いつの間にか彼岸も過ぎて
これから日も短くなってきます。
とはいえ、一時期の暑さもさようなら、
いろいろなことに挑戦したい秋にしたいものです。。。
さて、横着な方から
歯ブラシだけで全部終わらせたいんだ。
フロスや歯間ブラシなんて使ってられるか!!
という意見をいただきました。
おいおい、、、
フロスや歯間ブラシも大切ですぜ、、、(´・ω・`)
とはいえ、歯周病予防のための歯ブラシの当て方は
大切なので以前、紹介した内容に加えてもう少しつっこんで
お伝えしていければ、と思います。
(最も良い歯の磨き方について、過去記事に紹介してあります)
もし、その理想を貫こうとすれば
どのようなブラシの当て方になるか、、、
考察してみました。
歯の汚れとは「プラーク」である
さて、尊敬する皮膚科の花川先生が
歯の汚れのつきやすい場所を絵でわかりやすく紹介してくれています。
今回は、この絵を通して、
歯ブラシの当て方を考えてみましょう。
さて、ここに書かれているプラークという言葉は、
歯に付着した細菌が繁殖したかたまり
と定義されています。
うう、聞くからに気持ち悪いですね。
そう、あの歯のヘリのあたりについている白くネバネバしたものです。
このプラークは歯垢(しこう)(歯のあか)とも言われ、
食べカスとはまた少し違います。
プラークはむし歯、歯周病の原因になりますが、
また歯ブラシで磨けば取り除くことができます。
ですから、歯ブラシの大きな目的は
このプラークをとりきる、ということになります。
上手な歯ブラシの当て方は?
もう一度、先ほどの画像を見てみましょう。
さて、この絵を見て
歯ブラシをしてもプラークの残りやすい場所はどこか、
お分かりいただけたでしょうか???
そう、歯のヘリの部分!
このヘリをきれいに磨くにはどうすればよいでしょうか。
これは、
輪郭(りんかく)にそって磨く
ということになりますね。
つまり、結果的に
歯と歯ぐきの間は「横磨き」
歯と歯の間は「たて磨き」
が有効ということになります。
よく下の前歯はなぜたて磨きが勧められると思います。
これは、下の前歯はたて長の形をしているからですね。
だから、歯によってブラシの当て方は異なりますが、
歯の輪郭にそって細かくブラシを往復させる
これが、ゴールデンスタンダードになりそうです。
歯間ブラシやフロスを同時に用いよう
とはいえ、横着者であっても、
やっぱりフロスや歯間ブラシと歯ブラシを併用してほしいんですね。
その理由は以下の研究から明らかです。
これは日本歯科保存学雑誌からの引用ですが、
他にも多くの研究がでています。
調査によっては、歯ブラシと歯間ブラシで9割落とせる、
というデータを示しているものもあります。
ですので、是非、
面倒でも歯間ブラシかフロスも一緒に使いましょうね。
まとめ
歯ブラシの当て方はよく聞かれる問題で、
どこまでいっても、
人それぞれという結論にはなってしまいます。
やはり最終的には歯科医院で見てもらうのが一番だと思います。
今回も
最後までお読みいただき
有難うございました(*^^)v