本当に二匹目のドジョウはいるか??歯科治療の革命児・フッ素に続く新成分を調査せよ!!

このブログでもたびたびお伝えしてきたのが

歯科における「フッ素」の登場により、

むし歯の数が劇的に減った、という事実でした。

そこで、多くの研究者や企業が

フッ素に代わる、更なる成分を探ってきたわけですが・・・

そんなうまい話

簡単に転がっているわけないよね!!!

と思いきや。

企業や大学の地道な開発により、

現在、ある程度の脚光を浴びている歯科器材に含まれている

成分を今回、紹介したいと思います。

まだ、使用された歴史は浅く

保険適応は無く、多くの歯科医院で目にする機会は少ないと思いますが

今後、耳にする機会があれば、

これのことか!!

と微笑んでもらえればと思います。

歯に有効とされる成分

さて、具体的な材料を紹介してしまうと、

企業案件になってしまうのでやりません。。。

ただ、大阪大学を中心に研究が盛んのようです。

ですので、研究の中で歯に良い、

とされている成分の名前をここでは紹介したいと思います。

・ストロンチウムイオン(Sr²⁺)

フッ素を含んだ結晶であるフルオロアパタイトに

ストロンチウムが含まれると、耐酸性が強くなると

研究によって明らかになっています。

他にも

・ホウ酸イオン(BO₃³⁻)

・アルミニウムイオン(Al³⁺)

・ナトリウムイオン(Na⁺)

・ケイ酸イオン(SiO₃²⁻)

などなど、、、

フッ素が歯に長くとどまり、

またイオンなので歯の奥まで浸透してくれる性質もあるのだそうです。

個人的には

良いに決まっているだろう

とは思いつつ、まだまだエビデンスレベルが低いので

積極的な紹介はできないところです。

とはいえ、これらの成分を用いた材料が

むし歯予防の最前線として

シーラントや充填材、セメントや仮封材、ジェルなど

様々な分野に使われ始めています。

5年後、10年後にこれらの治療や予防の研究が

一般に広く知れ渡り、保険適応される未来を期待せずにおられないのです。

まとめ

そんなことは絶対にあり得ないだろう

とは思いながら、

むし歯ゼロを本気で目指す

歯科医師になりたいと思っています。

ただ、そんな夢物語も

むし歯の数はだんだんと減ってきて

理想が現実に近づいてきています。

フッ素に代わる二匹目のドジョウは、、、

ストロンチウム、ホウ酸、ケイ酸、、、

近い将来、これらの言葉を耳にするかもしれません。

これらの材料をうまく使いながら

今後もむし歯を無くす努力をしたいと思います。

今回も最後までお読みいただき

有難うございました(*^▽^*)

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