最も大事な歯はどれか？選手権大会

さて、大人の歯は２８本、

親知らずまで含めると合計３２本、

一般的にあると言われています。

もちろん、先天的に欠如している方もあり、

その限りではないですが・・・

その歯の中で、最も大事な歯と言えばどれでしょうか？

逆に言えば、すべての年齢で守りたい歯を知れば

その歯さえ徹底的に守ることができれば、

一生、自分の歯で過ごすことだってできるはずです。

ただし、これから話すことは、

あくまでも個人的な意見ですので、

すべての歯科医師の総意というわけではありません。

とはいえ、説得力は持たせていきますので、

是非、参考にしてもらえれば、と思います。

前歯と奥歯、どっちが大事？？

人は見た目が９割という本があったけど、

やっぱり前歯だよ前歯。

そばをかみ切るのも前歯だし。

皆さんのようなイケメンも美人も

まずは前歯にこだわりますよねー。

じゃあやっぱり前歯が優勝か？？？

しかし、、、

実は奥歯の方が大事だと言えます。

なんだってーーー！！？？

奥歯って、実は歯にとって、

屋台骨、土台の部分なんですね。

ほら、どんな建物でも土台がしっかりしてないと、

崩れてしまいますよね。

実は前歯は１本の歯の根っこで支えられていますが、

奥歯は複数の歯の根っこで、どっしりしてます。

だから、口の中にものをいれた時、

どこに食べ物を運びますか？

ほとんどの人が奥歯に持ってきて

すりつぶしてないでしょうか？

実際問題として、

奥歯で噛めなくなった歯の列は

前歯に強い負荷がかかり、たちまち崩壊してしまうんです。

だから、前歯が大事であればあるほど、

その支えとなる奥歯こそ、

真に大切になることがお分かりになると思います。

では、その中でもどの歯が大事？？

さて、では奥歯の中ではどの歯が一番大切になるでしょうか？

奥歯は大きくわけて

小臼歯（しょうきゅうし）と大臼歯（だいきゅうし）に

分かれます。

一休み一休み・・・

そっちの小休止ちゃうわ！！！

その親父ギャグいい加減にしろ！

はい、小臼歯とは前から４番目、５番目の

比較的小さな歯です。

この歯も大事なんですが、

矯正の時に、歯のスペースをとるために

抜かれてしまったり、憂き目にあいやすい苦難の歯です。

もちろん、８０２０運動に欠かせない歯であったり、

比較的大切な歯ですが、

一番か、と言われるとそこまでではないと思います。

では、一番大事なのはどれか？

それは大臼歯！！！

ということになります。

大臼歯とは、大雑把に言えば、

親知らずを除けば一番奥の２本の歯ですね。

この歯は手前が６歳児臼歯（きゅうし）（６歳頃に生えてきます）

奥が１２歳児臼歯（１２歳頃に生えてきます）と言います。

これらの歯は上の歯なら大体３本くらいの根っこで、

下の歯なら２～３本くらいの根っこで支えられた

どっしりとした歯、ということになります。

上下左右２本ずつ、合計８本、

これらの歯はなんとしても守らなければなりません。

なぜ一番大事な歯ということになるの？

さて、大臼歯２本がなぜ一番大切ということになるのでしょう。

それは、歯が出てくるタイミングが

６歳、１２歳とものすごく微妙な時期だからです。

完成すれば頑丈になる大人の歯といえども

生え始めはそれほどの強度はありません。

３～５年くらいかけて、歯の表面は

しっかりとした結晶構造を作っていってくれます。

しかし、生え始めはむし歯のリスクも高く、

しかも奥にあって面積も広く、溝も深く

かなり磨きづらい、、、結構大変なんです。

ここでむし歯を作ってしまうと、

一生削って詰めての繰り返しになってしまう可能性もあります。

生え始めの３年が、

その人の一生８０年～１００年を決めてしまう、

だから絶対守り切ってほしい歯、という意味で

一番大事な歯は６歳児臼歯、

その次が１２歳児臼歯、

と訴えたいと思います。

まとめ

特に６歳頃、１２歳頃の子とお母さんに会った時、

その重要さを

一生、自分の歯でハンバーグすり潰したいですよね。

今がその未来８０年を決める大事な時期ですよ。

と言って、奥歯の重要性を話しています。

私も一本は奥歯をかぶせものにしてしまいました。

若い頃に奥歯の重要性を知っていれば・・・

このような後悔を皆さんはしてはなりませんよ(´・ω・｀)

最近ダイワのレストランで食べたホホ肉の記録、

おいしゅうございました。

やっぱり、一生自分の歯で

おいしいものを食べたいものです(*´▽｀*)

（いつの間にか飯テロブログになっていた件）

今回も

最後までお読みいただき

有難うございました!(^^)!