最強!フッ素伝説!

フッ素配合の歯みがき粉

フッ素ジェル

フッ化物洗口

テレビのコマーシャルなどで良く聞くようになりました。

フッ素

うん、あれって実際良いものなんですか?

なんか体に害はないの?

CMでガンガン宣伝されていると、

逆に不安になってきます。

結局フッ素って何が良いんでしょうか。

実は隠れたデメリットがあるんではないでしょうか?

今回はそういう疑問にお答えしていきます。

まずは結論から

フッ素は百利あって一害なし

なのです!!!

こう言うと、

いやいやいや、副作用とか人体に悪影響とかあるでしょう。

例えばほら、

歯のフッ素症(斑状歯(はんじょうし))とか。

(口腔病理基本画像アトラスより引用)

こんな感じで歯がまだら模様になってしまうんでしょ。

たしかにその通りです。

ただ、歯のフッ素症、これは

長期にわたりフッ素を摂取し続ける、など

特殊な条件が重ならないと、起きるようなことはありません

例えば、

井戸水に高濃度のフッ素が溶け出していて

それを長年飲んでいた

とか、そういうことが今の日本で起こることは

限りなく少ないと思います。

日本では飲料水にフッ素を混ぜて

歯を強くする水道水フロリデーションは基本的に

行わないことになっていますので、

まず問題ないと思います。

また、急激にたくさん飲みすぎて、

急性中毒になるようなことも

限りなく起こりにくいと言われています。

普通の使用法をしていれば、

過剰摂取ということはありません。

なぜフッ素は歯に良いと言われるのか?

ここからは、フッ素がなぜ歯を強くするのか、

というメカニズムを簡単にお話します。

とはいえ、厳密なメカニズムは難しく

しかもまだ判ってないこともあるので、

単純化してお伝えします。

聞いたことがあるかもしれませんが、

歯、というのは人体で一番硬い、と言われています。

それはなぜか?

歯の表面は

ハイドロキシアパタイト

という結晶で覆われているからです。

(なんかかっこいい名前ですよね!)

多くのものをかみしめる時、

この硬い結晶構造のおかげで

ものを砕くことができるんですね。

ところが、

特に成長過程の時、歯がまだ完成してない時、

まだ歯の結晶は完全には出来上がっておりません。

そこで、

その隙をついてむし歯になってしまうことがあります。

フッ素は、歯の結晶を安定させる役割があります。

歯がフッ素を取り込んで、

フルオロアパタイト

という新たな結晶構造を作り出すことができるんですね。

(こっちもかっこいい!!)

歯になじませるフッ素の濃度によって

歯に与える効果は異なりますが、

基本的には歯を守ってくれる役割を果たします。

フッ素の使用法

フッ素は大きくわけて二つの使い方にわかれます。

一つは歯科医院で高濃度のフッ素を用いる方法。

もう一つは、

フッ化物洗口やフッ素ジェル、フッ素入り歯みがき粉などで

そこそこの濃度のフッ素を歯に作用させる方法です。

  • 高濃度のフッ素の場合

歯科医院では数カ月に1回(うちでは3カ月に1回)

高濃度のフッ素を歯を馴染ませることで

歯の表面に先述したフルオロアパタイトを作り出すことができます。

結構な高濃度なので、

専門家しか使ってはならないことになっています。

  • 低濃度のフッ素の場合

日常的に家でも使えるフッ素の使用です。

歯の表面にフッ素が触れることで、

歯が再石灰化され

むし歯菌が出す酸から歯が守られます。

特にぶくぶくうがいができるようになった子には

フッ化物洗口がおススメとなります。

学校などで一同で行っているところもあるようですね。

もちろんフッ素ジェル、フッ素入り歯磨き粉も

効果はあります。

大体、歯が出来上がってくるのが18~20歳頃までなので

その頃までは歯科医院で

フッ素塗布を受けることをおススメしたいと思います。

もちろん、その後もフッ素を取り込むので

いつまで続けるかは歯科医院や本人の希望で変わると思います。

まとめ

現在、日本では一人当たりのむし歯の数が

徐々に減っていく、という有難い変化があります。

その大きな理由の一つが、フッ素を用いることが増えたから、

ということだと思います。

(考えてみると、私が子供の頃はフッ素なんて知らなかったなぁ)

良い時代になったものです。

とかく、副作用や中毒などマイナスな面がピックアップされますが

正しく使えばむし歯を無くす大きな武器だと言いたいと思います。

最後まで

お読みいただき

有難うございました(*ノωノ)

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