美しい歯にしたい -セラミック治療について考察する-

突然ですが野球の質問です。

長年日米のプロ野球選手として活躍し、

日本ハムの監督に就任した人物とは・・・

・・・

・・

はい!

新庄剛志さんですね!!

この方は、現役時代、23歳の頃に

歯を全部セラミックに変えた!?

ということで話題になったことがあります。

たしかにきれいな歯ですね( *´艸`)

このセラミックとはどういうものか、

今回は簡単ですが迫っていきたいと思います。

セラミックとは何か?

よく、セラミックと聞きますが、

セラミックとはなんでしょうか。

これは、大雑把に言えば陶器の一種、なんですが

無機物を加熱処理し焼き固めたものの総称

定義はあいまいなようです。

金属やプラスチックとは違うものである

というイメージで良いかと思います。

歯科で言えば、かたい石や陶器の仲間

理解すれば判りやすいかもしれません。

セラミックが勧められる理由

例えば、むし歯が広がり、

歯を大きく削らなければならなくなったとします。

その時、上に詰めるものを考えなければならないことがあります。

この時、何をかぶせるか、

大体候補にあがるものとして、

金属、プラスチックセラミックなどがあがります。

金属は定番、保険でも認められています。

ただ、見た目も悪く、金属アレルギーの人には使えません。

ですから、好き好んで金属を選ぶというよりは

安く最低限の治療ができる

という意味でよく用いられている印象です。

プラスチックコンポジットレジンという合成樹脂を使っての

保険内での治療があります。

白くてきれいなんですが、強度が低いので、

強くかむ場所はハッキリ言ってひとたまりもありません。

また、変色したり劣化しやすい欠点があります。

そこで、、、出てくるのがセラミックです。

ほとんどが保険適応外なので、まずまずの値段になりますが

非常に美しく、しかも丈夫で、光沢もあり

天然の歯に近い色が出ます。

陶器なのでアレルギーも出にくく、当然劣化もしない、

変色もしない、最高の材料ですね

しいてデメリットをあげると、強い衝撃を与えると

割れる危険があることぐらいでしょうか。

近年、その欠点も改善されてきていますけどね。

最近はジルコニアという材料が広まっています。

強度よし、見た目よし、しかも軽い、

どんどん日進月歩している分野だと思います。

大体かぶせものだと、歯科医院によって異なりますが

1本5~10万くらいのイメージですね。

高いと見るか、安いと見るか、

考え方は人それぞれですが、

歯を長持ちさせたい、という観点から言えば

決して高くはないのかな、という感想です。

セラミックに対する私見

はい、セラミックは大変すばらしい材料ということが

良く伝わったと思います。

これに対して、特に反論することはありません。

ただ、歯の治療というのはいつもそうなんですが

すでに失ってしまった部分を埋め合わせる治療です。

予防の観点から言うと、

少し怖い言い方になりますが、

後遺症をどう美しくおぎなうか?

という話になります。

一度削ってしまった歯はもう二度と戻らないですし、

一生自分の歯を使う以上の治療はない、

というのが、もちろん大前提になると思います。

どちらかと言えば、

どうして歯を失い、かぶせものを選択しなければならなくなったのか、

その過程こそ重要かな、と思っています。

まとめ

今回はセラミック治療の長所を中心にお伝えしました。

というか、実際に長所ばっかりだなぁ

勧めない理由はないなぁ、という印象はあります。

ですが、何度もくり返すようですが、

かぶせものをしなくても良いように、

定期健診や家でのハミガキの重要性を

あらためてお伝えしたいと思います。

今回も

最後までお読みいただき

有難うございました(^_-)-☆

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