歯石の最もつきやすい場所は???
そもそも歯石ってなんだっけ??
歯石、それは
歯の汚れであるプラーク(歯垢)が
石灰化して硬くなったものです。
プラークの頃はきっちりしたブラッシングをすることで
除去することができますが、
歯石まで来ると、
もうブラシで取りきることは難しくなります!!
プラークとは細菌のかたまりみたいなものですから、
ばい菌のかたまりの住処みたいなところが
歯石ということになります。
はい、聞いただけで嫌になってきましたね(´・ω・`)
歯石は何が悪いの?
歯石は若い頃は
そこまで致命的な悪影響を与えることはありません。
とはいえ、臭いのもとになったり、
炎症を起こすもとになるので、やはり残したくないものです。
しかし本番は年をとってから。
歯石はだんだんと大きくなってくると、
歯の見える部分から、
歯の見えない部分に進出してきます。
歯ぐきの中って見えないじゃないですか。
そこに歯石が付いてくる状態になってきます。
歯ぐきの中で大量のプラーク、大量のばい菌が
悪さをしているということですね。
これを専門用語で
歯ぐきが炎症を起こすと歯肉炎、
歯周組織(歯のまわりの組織、骨とかセメント質とか)が
炎症を起こすと歯周炎と言います。
これがかつて骨が溶けるという意味で
歯槽膿漏(しそうのうろう)と言われ、
現在は歯周病と呼ばれる病気の正体です。
ですから、歯石はできるだけ除去したいものです。
歯石の付きやすい場所は?
さて、見やすかったため
LIONさんのページからお借りした、
歯石のつきやすい場所の画像を紹介します。
はい、下の歯であれば、前歯の裏側!!!
上の歯であれば、奥歯のほっぺた側!!!
ここに歯石がつきやすいです。
テストに出ませんが、丸暗記しておきましょう( ´艸`)
どうしてでしょうか。
これは唾液腺(だえきせん)と言って、
唾液の出口がこの近くにあるからです。
唾液の成分の中には
歯石の元となるカルシウムやリンが含まれており、
それが画像の部分に溜まってくると
結構あっという間に歯石になってしまいます。
画像の場所はよく覚えておきましょうね。
特に下の前歯の裏側はつきやすい印象です。
半年ぶりにいらっしゃった患者さんは言わずもがな、
一カ月ごとに検診に来られている方でも
すでについている方が多くあります。
まとめ
すでに石灰化してしまった歯石は
歯医者でとってもらうしかありません。
ほら、歯科に通った方なら
水を出しながら、超音波みたいな機械で
カリカリと取ってもらった記憶はありませんか。
とは言え、歯石になる前に
普段からの歯磨きが大切になってきます。
一般論として、歯石のつきやすい特定のポイントは画像のとおりですが、
歯並びの関係や、歯の凹凸によって
歯石のつきやすい場所は人によって異なります。
歯医者で見てもらうと良いアドバイスが貰えると思います。
今回も最後までお読みいただき
有難うございました(^^)/