お酒って歯科的にはオッケーですか?歯科医師の立場でお伝えします
家の近くでも各地で花火大会が盛んに行われる季節になりました。
海沿い、川沿い、近くは混雑して例の感染症も怖いので
難しいかもしれませんが
遠くから眺める分には楽しいですね♪
好きな花火曲はなんですか?
aikoさんの花火や
ホワイトベリーの夏祭り、
大塚愛さんのプラネタリウム等・・・
年齢がバレてしまう、、、
個人的には
夏恋花火!!!
あれ、名曲なので、是非聴いてみてくださいね(唐突な宣伝
さて、
花火を見ながら、枝豆とビール・・・最高ですね!!!
あ、車通勤なので
あんまりアルコールは飲めないんだった・・・Σ(゚д゚lll)
ところで、素朴な疑問がわいてきました。
お酒って歯に悪いでしょうか???
飲酒=悪という風潮について
歯科において言えることは
タバコ=悪、
糖分の過剰摂取=悪、
こういうところは因果関係もしっかりしており
ハッキリ断言できます。
ところが、飲酒=悪かと言えば・・・
たしかに、アルコール依存症に限定して
アルコールからの歯への悪影響を警鐘乱打する風潮もありますが、
うーーーん・・・???
という感想です。
当然アルコールの過剰摂取により
アルコール依存症になれば、
結果的に歯や口の中の組織に悪影響を与えます。
ただ、それは歯科のみならず
全身に悪影響があることはもはや常識ですし
ちょっと間接的すぎるかな、という気はしています。
(適度な量でアルコールが歯に悪影響を与えるという
論文やエビデンスがあれば教えてほしいところです)
また、ワインに含まれている糖質や酸味が歯を溶かす。
たしかにあります。
でもこれ、
アルコールに限ったことじゃないじゃん
と、ツッコミたくもなります。
ですので、現時点では適度な飲酒であれば
アルコールを槍玉にあげることはできないかな、
という意見です。
アルコール依存症
それらを踏まえた上で、
ではアルコール依存症になってしまったらどうなるか、
簡単にお伝えしておきますと・・・
・食事内容が偏り、咀嚼(そしゃく)しなくなる
・アルコールに含まれる糖分や酸味によって歯が溶ける
・口呼吸による口の中の乾燥
・糖尿病、肝硬変などによる唾液量の減少
・生活習慣が安定せず、歯ブラシをしなくなる
等々があげられます。
まあ、アルコール依存症は口の中だけでなく
全身の問題でもあり、命にかかわる分野もあるはずなので
歯科の優先順位は下がると思います。
まとめ
医療従事者はアルコールを
悪く言わないといけない風潮なのか、
アルコールに過敏に反応する人を見かけますが、
歯科的にはアルコールは適度な量であれば問題ありません。
とはいえ、積極的に酒を勧めているわけではありませんよ。
少なくとも私はあまり飲まないようにしています。。。
今回も最後まで
お読みいただき有難うございました(*´ω`*)