「歯を失ったら、さし歯でいいじゃん!」いやいや、歯を失ったら大変です!!
永久歯がむし歯になると、よく聞かれる名言(迷言?)
歯が無くなったら、無くなった時さ。
さし歯でもやっておけばいいんだよ!!
うんうん、ところでさし歯って何か知ってますか?
(日本歯科医師会のホームページの画像です)
こういうのです。
さし歯とは「歯冠継続歯(しかんけいぞくし)」とも言われ、
歯の根っこが残ってないと作ることはできません(汗)
ですから、歯を失うと、簡単にはいかない未来が待っています。
そこで歯のないところを補う代表的な3つの手段を
今回はお伝えしたいと思います。
①部分入れ歯(義歯)
(画像は歯科素材.comより)
はい、入れ歯で歯のすき間をうめる方法です。
左右の歯に入れ歯の金属などをひっかける方法です。
入れ歯の技術は日進月歩で
目立たない入れ歯にしたり、
よく噛めるようにするための研究工夫が行われています。
先生によっては全部入れ歯でリンゴをかじれるようにしたり
すごい方々もあるにはあるんですが・・・
限度があります。
ハッキリ言って、かめません。
自分の歯で噛むのに対しては1~2割の力でしか噛めない、
と考えるのが妥当でしょう。
簡単な内容のものなら保険内で比較的安く造れますが
目立たない素材や特殊なものになると
自費治療になります。
②ブリッジ
画像の通り、両端の歯を輪っか状に削って、
一連のかぶせものをして隙間を埋める方法です。
橋の形をしているので、ブリッジを言われます。
それなりにかめますし、
入れ歯と違い、がっちり固定されています。
また、金属であれば保険適応なので、
一般的に多くの人に勧めることができる方法です。
ただ、左右の健全な歯を輪っか状に多く削らなければならず、
本来、3本の歯で支えていた衝撃を
2本の歯で支えることになるので、
両隣りの歯にかかる負担は大きくなります。
また、清掃が難しく、普通の歯ブラシやフロスでは
届かない部分が出てきます。
セラミック等の歯に近い色のものもあり、
そちらは自費治療になります。
大変有力な手段ではあるんですけど、
やっぱり健全な歯を削らねばならないのはデメリットですね。
③インプラント
まあ、これが一番皆さんが想像される(誤解される)さし歯に
一番近いのかもしれません。
骨の奥にネジを植え込んで、
その上にかぶせものをするのが、今流行りのインプラントです。
メリットはなんといっても、周りの歯を削らなくて良く、
またがっしりと骨に埋まっているので
噛み応えが抜群です。
とは言え、デメリットもあります。
骨に穴をあけてネジを植えるわけなので
骨の質や、神経、血管、周囲の歯との位置関係による制約があって
すべての方に適応できるというわけではありません。
また、そういう手術が怖いという方もあるでしょう。
また、インプラントは特殊な場合を除けば基本的には自費治療です。
私の周りでは30~50くらいの価格設定が多いように思います。
また、歯で言えば歯周病にあたる病気があるように、
インプラント周囲炎という病気もあります。
定期的なメンテナンスが重要になってきます。
他にもメリット・デメリットはありますが
今回は大雑把に紹介しました(´・ω・`)
ちなみに私が同じシチュエーションになったら
インプラントを選択しますね。
まとめ
さて、この記事で言いたかったこと、それは
歯を抜いてしまうとロクなことがない
ということです。
(入れ歯やブリッジ、インプラントの分野で
頑張っておられる友人も多くいます。
それらの方々の努力を無駄だと言ってるわけではありません念のため)
自分の歯に勝るものなんて絶対にありませんから、
歯を失わないように、
普段から歯医者でしっかり見てもらいましょう!!
今回も
最後までお読みいただき
有難うございました(*^▽^*)