予防は禁句?歯科における医療保険の制度とは

さて、今からさかのぼること66年、

昭和33年と言えば、何があった年でしょう。

みなさん、おわかりですね。

そう!長らく日本のシンボルとなった

東京タワーが出来上がった年であります。

今だと、スカイツリーなど、新たなシンボルも多くできていますが、

今でも東京タワーは目立ちます。

あれ?すぐ近くに見えるじゃん、

 少し歩いてみようか

とか思っていたら30分以上かかった、

という苦い思い出(´・ω・`)

さて、同時に昭和33年は

国民健康保険法が制定された年だそうですね。

医療保険スタートの時期ということです。

様々な変遷があったようなので、

ざっくりしたことしかわかりませんが、

詳しい方はまた教えてください(*´ω`)

歯科の医療保険システム

さて、今なら誰でも用いる医療保険、

そう、あの3割負担とか言っているあれです。

あれでほとんどの治療を受けることはできるんですが、

実は、あれに含まれていない歯科の分野があります。

ご存知の方も多いと思いますが、

矯正とか、インプラントとか、ホワイトニングとか

そして、予防歯科

ええっ!?(困惑

そう、予防歯科は保険適応外なんですね。

かつては予防の定番のフッ素やシーラントなどの

口の中の管理も、保険外の自費治療だったようです。

理由としては「医療保険は疾病(しっぺい)保険だから」です。

何か病名をつけないと、

そこに保険は使えない構造になっているのです。

んん、でも小児歯科って

0割負担のところ多いですよね

あれって保険で賄われているんじゃないの?

そのとおりです。

保険の変遷(へんせん)

多分、医療保険の本音としては、

このまま治療に保険を使っていけば、

日本の医療保険制度は破綻するから、

予防にシフトしてほしい、という思いが見え隠れしている気がします。

実際に、毎月歯科医院に来院している方は

継続的管理という名目で算定しています。

また、シーラントやフッ素を塗布する病名も準備されています

予防という言葉は使えない医療保険の制度ですが、

2年ごとの保険の改定で、

だんだんと予防歯科に有利な内容に

変わってきているんですね。

とはいえ、もともと技術屋気質の人が多い歯科の分野、

予防だけでは物足りない、という人も多いのか

従来の削って詰める勉強をする教育が

引き続き行われているようです。

時代の流れは、削ってから修復する医療(三次予防)から

削る前に防いでしまう医療(一次予防、二次予防)に

変わりつつある中、早めにそこに気付けるかどうかが、

歯科医院の生き残りにも関わってくるのではないかな、

と思っています。

まとめ

少し専門的な話になってしまいましたが、

みなさんへのメッセージとしては

安心して歯医者に予防のため通っていただいて大丈夫

ということにほかなりません。

毎回楽しく来院してもらえる環境作りを

もっともっと考えていきたいと思う今日この頃です。

本日も最後まで

お読みいただき、有難うございました ^^) _旦~~

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